症例報告です。
52歳 女性 歯科衛生士
2日前から首を動かした際に痛みを覚え、昨日から仕事中に腕が痺れるようになってきたとの事です。
検査したところ、首を前に倒した時に痛みが出現
首の周りの筋肉がとても硬くなって常にコリを感じています。
腕の痛みや痺れの部分を触診しても痛みはありませんが、腕を上げたり後ろに伸ばしたりした時に肩まわりに症状が出ます。
血液の流れの検査をしたところ、腕を後ろに伸ばした時に脈拍が弱くなる反応がありました。
疑われる病名は「頸椎椎間板ヘルニア」と「胸郭出口症候群」。
この2つがコンピネーションで症状を起こしている事がよくあります。
施術として、まずは首と肩の硬くなった筋肉をラジオスティムとメディセルでアプローチ。
その後、頸椎椎間板と後頭下筋に対してリリースを行いました。
この時点で首を動かした際の痛みは消失。
その後、鎖骨の周りで神経や血管を圧迫している筋肉を緩めて硬くなった筋肉をストレッチしました。
ポイントは、神経は鎖骨(やその周りの筋肉)と、胸郭(上部肋骨)で挟まれて圧迫されているという事。
鎖骨まわりだけアプローチしても、胸郭側のアプローチなしでは症状が改善されません。
当院では呼吸や胸郭のエクササイズにて肋骨の動きや横隔膜の動作を出すことにより
首や肩に問題を起こす隠れた原因にアプローチして、
より深いレベルでの機能改善を目指します。
首、肩、腰、膝から足首まで
呼吸(胸郭)が関与しているパターンは多いですよ。
なかなか症状が改善されない方は、一度呼吸の評価をしてみるといいかも⁈
はないけ接骨治療院0586-44-4400
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